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赤鬼温泉

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大妻はらっぱは、年に3回遊び場をつくっていて、
毎回楽しみに遊びに来ている人も多い。

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今回はロープを切るところからハンモックを作った。
遊びに来ていたお母さんたちにも声をかけて
一緒に編んでいた。


「あれ?うちの子、絵の具で青くなってるわー。やるなあ」
と、のんびり見ているお母さん。
さすが!はらっぱに慣れているお母さん。
わが子が青鬼のようになっていても動じない。

いっときして
「今日はうちの子、午後からプールなのでそろそろ帰ります。」
と言って帰っていった。
私は呑気に手を振って見送った。


その後、ひとりの学生がえらく落ち込んでいるので、聞くと
実は水彩絵の具だと思っていたのはペンキだったという!

「これからプールなんですよね」
水道で洗っても落ちないので、
青鬼のまま連れて親子二人で帰っていったらしい。

学生の子達が、Tシャツに絵を描くために用意していたペンキを、
水彩絵の具が自由に使える場所の近くに置いていて
混ざってしまったという。

それは大変!
急いで絵の具の場所へ行ってみた。

が、、、
時すでに遅し。
青鬼ならぬ小さな赤鬼さんが、
なんと3人も出来上がっていた。

近くで見ているお母さんたちに
「あの~、これペンキだって知ってます?」と、
恐る恐る聞いたら
「一応わかってはいるんですけどね、、、。
気が付いたらこうなっていて、
さすがにもう止められなくって、、、」

止められないお母さんたちの気持ちはよくわかった。
すっごく楽しそうに意気揚々とペンキを手足に塗りまくっているのだ。
どんどんテンションが上がって、髪にまで付け始めた。

「あさっては入園式なんですよ」
とお母さんたち。

なぬ?!
いくらこどもがいい顔してても、
家に帰ってお母さんひとり風呂場で子どもを洗ってたら、
腹立ってくるかもしれないなあ。


しかも、水彩絵の具の近くに置いちゃってたのはこっちだし、、、。


このまま何もしないのは嫌だなあ。
だからと言って、シャワー室につれていくのも嫌だなあ。
そうしちゃうとなんだかペンキで体を塗ったことが悪いことで、
その始末みたいになっちゃうもんなあ。

なんとかできないものか?
いろいろ考えを巡らす。

ピーン!!温泉だ~!!

こんな時は、ホント経験してきたことをありがたく思う。

以前、羽根木プレーパークで常駐していたころ、
研修生の子が地面に穴を掘ってブルーシートを敷いて
たき火で沸かしたお湯を入れて温泉を作ったのだ。

今まで、野外の風呂と言えば、
ドラム缶
または
プレーパークのプールのように木枠にブルーシートでつくる!


と思っていた私の発想を打ち破いてくれたのが、
この地面に穴を掘ってつくる温泉だった。

「善は急げ!」と近くにいるお父さん、学生、若者
いろんな人に声をかけて、
穴を掘る人、お湯を沸かす人に分かれた。

そして、あっという間に小さな温泉は出来上がった。


いやー、これ贅沢だよ。
だって、桜の下だもん。


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ずーっとテンションの高い赤鬼3人娘は
どこかのレンジャー隊かアニメキャラのように
ポーズを取っては喜んでいる。

「風呂が沸いたぞー!」
の合図ですっぽんぽんになって踊りながらお風呂に飛び込んだ。


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それからはお姫様待遇ですよ。
体をみなでゴシゴシこすって洗うわけですから。

姫様たちの体がきれいになっていく度に
お湯はどんどん血の池地獄のような色に濁っていく(笑)

「寒い!もっとお湯」
もう完全に姫様。


「ははー」とばかりに一生懸命にお湯を沸かしては運ぶ手下たち。

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バケツでも沸かす(笑)

なんだかすっごく楽しくなってきて、
「姫、湯加減はいかかですか?」なんて完全になりきっている。

一緒に体を洗っていたお母さんたちが、
「これを考えたら、ドロ遊びなんてちょろいもんよね。
いくらでもして!って感じ」と言った。

やったぜ!
怪我の功名??
親のキャパがぐぐっと広がった瞬間だったね。

温泉から出るころには
調子にのった手下どもが作った「段ボールの花道」があった。

そこを通って、たき火のそばに直行。

そんな姫たちと一緒にたき火にあたっておやつを食べる。
この幸せなひととき。



「この子達、本当に幸せ者よねえ」

「私、こんなにドロドロになって遊んだことないし、
外でお風呂に入ったこともないわ」
とお母さん。

考えてみたら、私だってそんな経験はない。


子どもの頃、結構遊んでたけど、
こんなに体中どろどろになって、、ってことはなかった。

確かに羨ましいもんだ。

そんな姫様たちと一緒に過ごすことで、
私は自分がやってこなかった経験の
ドキドキを一緒に味わわせてもらっているのかもしれないなあ。


幸せな赤鬼姫たちは無事人間に戻って帰っていった。

さて、気になる青鬼くん。

次の日の朝電話をかけてみた。

「あらー、わざわざ電話ありがとね。
あれから青い体のままプールに行って、
「これで入れますか?って聞いたら
先生たちが2人してうちの子の体洗ってくれたのよー。
だから、私は楽しちゃった。
うちはいいんだけどさ、
ペンキを出してたことが苦情になってなかったらいいなって
気にしてたのよ。
そうそう、他の子達、温泉に入って楽しかったって聞いたわよ~。
また夏に会いましょうね」
とお母さん。

さすがだなあ。
あのままプールに連れていけるお母さんとプールの先生の関係
そして、苦情が出てないかを心配してくれるなんて。

なんだかほっと温まった青鬼&赤鬼温泉騒動でした。


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できあがったハンモック!2日間で編みあげた!

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赤鬼姫に対抗?桜ガールズ
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